01固定残業代の危険ポイント
固定残業代は制度自体が直ちに違法というわけではありません。しかし、基本給と固定残業代の区別が不明、何時間分か不明、設定時間を超えた分を払わない場合は強い問題があります。
36協定の原則は月45時間・年360時間です。45時間を超える固定残業設定は、それ自体が「長時間労働を前提にした求人」と見られやすく、極めて危険です。特別条項があっても無制限に働かせられるわけではありません。
02未払い残業代の簡易計算ツール
※概算です。実際の計算では手当、所定労働時間、深夜・休日、端数処理、就業規則を確認してください。
03計算式
時間単価 = 基本給 ÷ 月所定労働時間
割増後単価 = 時間単価 × 1.25以上
超過分 = max(0, 実残業時間 − 固定残業時間) × 割増後単価
割増後単価 = 時間単価 × 1.25以上
超過分 = max(0, 実残業時間 − 固定残業時間) × 割増後単価
補足固定残業代で確認すべき証拠
固定残業代の問題は、金額計算だけではなく「何時間分なのか」「基本給と固定残業代が明確に分かれているか」「超過分を払っているか」で判断します。求人票、雇用契約書、給与明細、就業規則、勤怠データを並べて確認してください。
- 給与明細に固定残業代の金額と時間数が明記されているか。
- 求人票と雇用契約書で説明が食い違っていないか。
- 固定時間を超えた月に追加支給があるか。
- 深夜・休日労働の割増が別に計算されているか。
「固定残業代だから何時間働かせてもよい」という説明は危険です。計算結果だけで判断せず、証拠を保存して相談窓口に持ち込める形に整理しましょう。